月館の殺人 /綾辻 行人 佐々木 倫子

・ミステリー小説で館ものの得意な綾辻 行人
動物のお医者さんHeaven?等で有名な漫画家佐々木 倫子


超ビッグネームがタッグを組んでます。


佐々木 倫子の作風はコメディなので
殺人事件とはミスマッチなのではと最初思ったのですが,
人物描写をコミカルに描き
登場人物の存在感がでていて素敵です。


あらすじ:
生まれてから1度も鉄道にのったことが無い主人公が
母の死を機に会ったことの無い祖父の遺産相続のため

北海道のオリエント急行『幻夜』に乗り込むが
同乗者はみんな鉄道オタクだった。

そして突然起きた第1の殺人。
遺体のそばには最近東京で騒がれている連続殺人犯のメッセージが。




上巻では第一の殺人事件が起きた直後まで描かれています。
続きは小学館のIKKIという雑誌で読めますよ。


絵柄のせいか陰惨な印象はありません。

もともとミステリーものはホラー小説などと違い,
作者が提示した謎を読み解くのが第一だから
猟奇殺人である必要がないからなのかもしれませんが。


もう続きが気になって仕方ないです。


月館の殺人 上 (1)
綾辻 行人 佐々木 倫子
小学館 (2005/08/10)
売り上げランキング: 63
おすすめ度の平均: 4.33
5 佐々木ミステリ
4 原作読むのをガマンしてます
3 途中で終わるって生殺し