デスペラード

デスペラード コレクターズ・エディション
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2006/03/29)
売り上げランキング: 4,494
おすすめ度の平均: 5
5 娯楽に徹した爽快感満点の作品
5 脱構築されるポスト・ニューシネマ時代の傑作アクション映画
5 ガンアクションムービーの定番

映画監督ロバート・ロドリゲスは、まるでセルジオ・レオーネとサム・ペキンパとクエンティン・タンティーノをいっしょくたにしたような超ヴァイオレンス、皆殺し映画を作った。本作『デスペラード』でロドリゲスは、以前使った型破りな役柄にさらにひとひねり味を加え、思う存分に動かしまくった。彼らは、軽いユーモアも忘れずに、勇敢に荒野を闊歩し、ハリウッド特製の発火装置から派手に繰り出される弾丸や火玉を見事な速さで何度もかわしていく。ロドリゲス監督がインディーズ時代に衝撃の低予算(なんと$7000!)で作り上げた『エル・マリアッチ』を、今度は予算をかけて自らリメイクした前作の続編ともいえる本作では、影のある謎のさすらい人、エル・マリアッチをアントニオ・バンデラスが演じている。冒頭でエル・マリアッチの紹介を兼ねて酒場で彼の伝説を話すスティーヴ・ブシェミは、あいまいな物言いのおしゃべりな狂言回し役を見事に演じている。チーチ・マリン演じるバーテンダー役は、つまようじを粋に使いこなし異彩を放っている。ヒロインの美女を演じるサルマ・ハエックは、伝統的に映画の中で用いられて来た「美女登場シーン」の手法にのっとって本格的なスローモーションで華々しく登場する。見終わって心に何かが残るというタイプの映画ではない。しかし、文句なしに楽しめる痛快な作品だ。(Jim Emerson, Amazon.com


アントニオバンデラスのガンアクションもの。

タランティーノもちょい役で出演してます。


悪は容赦なく撃ち殺します。
ラストで一緒に戦う仲間の武器がすごすぎ。ぶっ飛んでます。