姑獲鳥(うぶめ)の夏

姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
ジェネオン エンタテインメント (2005/11/25)
売り上げランキング: 1,209
おすすめ度の平均: 3.33
4 知ちゃんは、どこまで行っても知ちゃん
3 ギャップを楽しむのも手
3 映画として楽しもう!!


昭和20年代末の東京。雑司が谷にある大病院に奇妙な噂が。なんと院長の娘が20ケ月もの間妊娠、しかも娘の夫が忽然と姿を消したという。さらにこの病院で新生児が姿を消したり、元看護婦が謎の死を遂げたりも。これらすべての事件を古本屋の店主であり陰陽師でもある京極堂が解いていくことに……。

あえて原作は未読の状態で観たのですが十分楽しめました。
(続刊はすべて既読。)


「この世には不思議なことなどありはしないのだよ、関口君。」
(なんとなく決め台詞を言ってみたかった。)


永瀬正敏は線が細すぎるのではないかと心配したのですが問題ないです。
うつ病気味な感じが良く出てます。
堤真一はいい声しているので京極堂役にぴったりです。


宮迫は背が小さすぎてミスキャストかと思ったのですが
乱暴な感じが良く出てて問題ないです。


監督の実相寺昭雄帝都物語の印象が強いのですが、
アレはクレイアニメーションが今見るとひどいので
評価が微妙だったのですが、
今作はほとんどがセットでの撮影なので
好きに照明をいじれるので
舞台的な演出が素敵です。


セミの鳴く声と明るい光がさしていれば屋外としか思えないのは
映像のマジックですね。


この映画を観て眩暈(めまい)坂ってあんな感じなんだと納得できました。

ただ、原作の舞台が麹町とかのあたりだったような気がするのですが、
その辺の場所がまったく説明されないのはさびしかったです。
予算の問題で当時の雑踏などが入れられなかったのかもしれませんが。


姑獲鳥の夏 京極堂BOX (完全限定生産)
ジェネオン エンタテインメント (2005/12/22)
売り上げランキング: 157
おすすめ度の平均: 3.14
3 それなりに
4 木箱入り
4 観ないのはもったいない…